こんにちは!citrusです。
本日は最近話題の不定形バンド「ずっと真夜中でいいのに」を紹介したいと思います!
このアーティストもブログを開設する前から紹介したいと思っていました。
本当にどハマりして、人生で始めてアルバムまで買っちゃいましたw
YouTubeにチャンネルがあるため、是非皆さんも聴いてみて下さい!
なお、このブログで紹介する3曲も全てYouTubeチャンネルに上がっていますのでご心配なく。
それではどうぞ!
「ずっと真夜中でいいのに」とは?
「ずっと真夜中でいいのに」とは、ボーカルの「ACAね」を固定して他のパートの人が曲ごとに入れ替わる不定形のバンドです。名称を略して「ずとまよ」なんて言ったりします。
2018年6月4日にYouTubeチャンネルに「秒針を噛む」を投稿してから、現在(2021年9月9日)までに22曲を投稿しています。
動画を投稿するだけでなく、ツアーやオンラインライブなども開催しています。
そしてこのバンドの最たる特徴として、身の回りのものを楽器として使うことが挙げられます。
例えば、アナログテレビを利用してドラムの様なものを作ったり、扇風機の羽に細工をしてギターの様に使ったりと、もう何でもありです。
YouTubeチャンネルに投稿されている『“Midnight Forever Live” from YouTube Space Tokyo』を見ていただければ、どのような雰囲気なのか分かると思います。
他にも、映画「さんかく窓の外側は夜」や「実写版 約束のネバーランド」、「キャラクター」の主題歌を歌ったり、オンラインRPGゲーム「PSO2 ニュージェネシス」とのコラボ楽曲も歌っていたり、「Spotify」のCMや『MAPPA「10th Anniversary Movie」』にも携わったりと活躍の場が広がっています。
- 「ずっと真夜中でいいのに」YouTubeチャンネル
- 「さんかく窓の外側は夜」の主題歌『暗く黒く』
- 「実写版 約束のネバーランド」の主題歌『正しくなれない』
- 「キャラクター」の主題歌『Character』
- 「Spotify」CM
- 『MAPPA「10th Anniversary Movie」』
まだまだ活動が広がりそうな「ずっと真夜中でいいのに」。必見です!
全ての始まり!総再生回数1億回越え「秒針を噛む」
ここからは私オススメの曲を3曲紹介していきたいと思います!一つ目は「秒針を噛む」です!
これはYouTubeを使っている皆さんは意外とサビに聞き覚えがある曲ではないでしょうか。
一時期広告として出てきていて、私もまんまとそれに釣られてしまいましたw
結局釣られて素晴らしいバンドに出会えたので、最近は広告に出てくる曲は割と追う様にしています。
曲はこちらから→https://youtu.be/GJI4Gv7NbmE
ココが好き!
・ACAねさんの圧倒的歌唱力!
とにかく歌が上手いんですよ。掠れ声や裏声の使い方、そして伸ばすところが聴いていて気持ち良いんですよね。
1番のサビの部分など、他の人なら裏声で歌いそうな部分を裏声を使わないことで、ACAねさんらしい力強さが出ている気がします。
逆に2番のサビでは最後の
会って「ごめん。」って 返さないでね
では裏声を使っていたりして、何というか聴き心地が良いんですよ。
そして2番から間奏に入るときや、曲最後の
ハレタ レイラ
の「ラ」が伸びるときの安定さが凄いと思うんです。
ライブとかだとアレンジでさらに高い音を長く伸ばしたりしているんですけど、それでもブレないんですよね。
という感じで、ACAねさんの歌唱力がとんでもないというところがこの曲の注目ポイントです!
切ない「F」と天使の物語 『Dear. Mr「F」』
私オススメ曲の二つ目はこちら!『Dear. Mr「F」』です!
この曲、現在投稿されている曲の中であんまり再生されてないんですよね。それでも400万回再生越えなんですけど。
個人的に好きな曲なので、もっと皆に聴いて欲しいなと思っていたりします。
この曲は先程紹介した「秒針を噛む」とは雰囲気がガラッと変わり、本当に切ない感じになります。
さらにMVがつくことで歌詞のニュアンスが明確に伝わってきて、もう破壊力が凄いです。
私も最初聞いた時にもう少し泣きそうになりました。
曲はこちらから→https://youtu.be/Qw-FSw7d2zE
ココが好き!
・「F」と天使の切ない関係を表した歌詞!
これ作詞もACAねさんがやっているんですよね。本当にすごいです。
ここからのMVや歌詞の意味などは完全に私の妄想になるのでご了承を。
MVには最初「F」と思われるキャラクターが描かれていますね。MVにも暗いビル街から外れた平地に「F」がとぼとぼと歩いています。
ここの歌詞に
追いかけて みたけれど 目を見開いて 逃げていった
とあるので、「F」が周りから疎まれていると考えられます。
「F」は周りに比べて異質だったのでしょう。仲間内に入ろうとしても拒絶されています。約束を反故にされていることが分かります。
その後、MVでは胸に矢が刺さった天使に会います。
ここの歌詞で
きみ無しじゃ 生きていけないって 依存しそう で厄介さ
とあるので、何かしらの形で「F」と天使が過去に関わりがあると思われます。
もう駄目だ もし触れたら 消えて無くなるんでしょ 真っ白に
だめだ もう僕をさ 見つけないでくれよ お願いだよ
ここでMVでは天使が大きく描かれます。この歌詞、曲を最後まで聞き終えた最初は天使目線かと思ったんですが、よく見ると天使の表情が笑っているんですよね。
なので、「F」は天使に依存しそうになっているが、近くに居すぎると消えてしまうので天使を拒絶しようとしているのだと考えました。
そして次の歌詞
そもそも 住む世界が違うな 会いたいよ 迷惑かな
ここでMVでは輝いている都市と、そこへ地面から手を伸ばしている「F」が描かれます。
この歌詞が本当に苦しくて切ないんですよね……。
恐らく天使は本当なら輝いている都市にいるはずで、そこに「会いたいな……」って「F」が手を伸ばすけど、天使に会うことが迷惑になることを「F」は分かっているんですよね。
間奏の部分では、輝いた都市が鉄格子の外に見える部屋が描かれます。多分ここで「F」は暮らしているんでしょうね。天使に少しでも近づきたいという思いの表れだったらと思うと本当に切ない。
次に2番に入ります。個人的に印象的な歌詞はここですね。
居場所を決めたせいで 凹んで 嵌まって 抜け出せなくなった
無限にある時間はいらない きみが 欲しいなら
MVでは「F」がSFとかでよくあるカプセルに入れられています。
歌詞から、「F」は自分はこうであると勝手に決めてしまったために、何か不自由を被っていると考えられます。
これ、私たちにも言えると思うんですよ。「自分はこうだ!」って決めつけると、それ以外の選択肢が目に入らなくなって、結果的に自分の首を首を締めてしまう事になると。
そして、この歌詞の「きみ」であの天使が出てくるんですよね。何らかの理由で「F」は永遠の寿命を持っているけどそんなものいらなくて、本当は天使に寿命を分けてやりたいと思っているんですね。
もう、ここら辺で私の心がさらに切なくなるんですよ。今になっては大丈夫ですけど、初めて聞いた時、本当に胸が締め付けられているのかと錯覚したくらいです。
それで次の場面で、カプセルの近くに来た天使に「F」は手を伸ばします。その結果、カプセルが壊れて「F」と天使が抱き合い、真っ暗だった背景が少しだけ変わります。
ここの意味、「F」が少し救われたことで黒い背景が少し崩れた、と解釈しているんですけどあんまり自信ないです。
次に回想パートが入ります。ここの歌詞では「F」が自問自答している様子が分かりますね。
あぁ、なんか わからなくなりました 自分って誰 あれ 何故なれないの
降らす 張っ苦 胸が堕悪 強がり 群がり 口走り 空回り
ここの言葉遊び、ACAねさんらしいですね。ACAねさんの曲って大抵の歌詞にこのような言葉遊びが入っているんです。ここでは「降らす 張っ苦」と「フラッシュバック」、「堕悪」と「ダーク」をかけていますね。
「F」が何になろうとしているのか、私は「みんなと同じ」だと思います。今までの歌詞を聴いていると、「F」はどうしても仲間が欲しいのだと思いました。すると、唯一の友人である天使に「依存しそう」というふうに考えられます。
次の場面では、「F」がカプセル内に横たわって、その上にコンピュータ画面が描かれています。その後何か異常なことが起こったのか、たくさんのウィンドウとともに警告マークが出てきています。
ここから、「F」が何者かに作られようとしたが途中で事故が起こり、疎まれる存在になってしまったと考えられます。
さあ、遂にラスサビです!
今更 ふれた温度 覚えてる 思い出して 臆病になって
それだけを ただ 繰り返したくて
どうにもならない きみが 狂気な 僕のパワーが
消えないことは もう 知ってるよ
最初に天使と「F」が手を取り合っている回想があり、次に「F」が天使に刺さった矢を握ることで、命と引き換えに矢を消し去り、光の塵になってしまいます。天使はその塵を抱くと、今まで小さかった羽が伸びていきます。
ここですが、まさにさっきの「無限に時間はいらない」という部分にあたると思います。天使に自分の時間をあげたいから、命と引き換えに矢を消し去ったと考えました。
住む世界が違えば 会えないの? 何処に居ても
伝えられたら 変わったかな
ひとりで平気だけど 太陽はあかるいけど きみの足跡は 消えないよ
MVでは、さっきまで夜しか描写されなかったのに対し、ここからは昼間の様子が描かれています。
直前で「F」が消えていることから、今まで描写されていたのが夜だけだったのは「F」の性質のせいだと考えられます。ということは、「F」と天使が抱き合った時に真っ黒だった背景の一部が崩れたことから、「F」は完全に救われたのだと私は考えます。
また、今までは「F」視点の歌詞でしたが、最後のこの部分だけが天使視点の歌詞だと思われます。「F」は消えているので、天使が一人で「F」を思っているのかなぁ、と想像してしまうような歌詞とMVですよね。
そして最後!天使にとって、羽も足のようなものだと思うんですよ。そしてこの羽は「F」の光の塵によって生まれたものだから、まさに「F」の足跡は天使が生きる限り消えないんですね。
世界は明るくなり、天使も羽を手に入れた。それでも、「F」を失う事になってしまった。
こんなことなら、「ずっと真夜中でいいのに」
という感じで、歌詞とMVの妄想でした!
めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、どうでしたでしょうか?
皆さんの考察も聞きたいので、ぜひコメントお願いします!
ベースが最高にかっこいい!「お勉強しといてよ」
最後の3曲目はこちら!「お勉強しといてよ」です!
この曲は前2曲に比べて疾走感に溢れた曲ですね。特にMVが今までの作風と変わり、アニメーション感が強くなったなぁと思いました。
私はテンポの速い曲は大好物です!最初に聞いた時、気づいたら頭で頷いてリズムに乗ってましたw
皆さんはどうでしょうか?
曲はこちらから→https://youtu.be/Atvsg_zogxo
ココが好き!
・低音の圧倒的主張!ベースラインがすごい!
もうこの曲の最たる特徴はこれですよ。とにかく低音がすごいんです!
まず前奏。この時点でベースがすごく前に出てきているのが分かります。それでもこの曲の中ではまだまだ。
そしてAメロに入るもベースがかなり効いてますね。音の数が減った分余計聞こえてきます。
私が好きなところ一つ目は、サビに入る時に裏拍を取るようにベースがなっている部分ですね。皆さんわかるでしょうか?(ンデッンデーっていう感じ……伝わってくれ)
この曲で一番ベースが効いているのが間奏の部分!例えば1番の後の間奏を聴いてみると、ベースが強すぎてメロディがベースに隠れちゃっていますね。私は大好きです!
実はこういう部分がこの曲めちゃくちゃ多いんですよね。ベースがベースしていない感じです。(いい意味で)
最もヤバい所は2番のサビに入る所ですね。もうとんでもないです。何度聞いても鳥肌が立ちます。スラップって言うんですか?どうやってこの部分演奏しているんですかね。
という感じで、ベースがとんでもない「お勉強しといてよ」でした!
まとめ
「ずっと真夜中でいいのに」、どうでしたでしょうか。
ちょっと2曲目の部分が考察とは名ばかりの妄想を垂れ流したせいで長くなってしまいましたw
ずとまよの楽曲はどれもベースが強く、歌詞とMVが考察できるのが特徴だと勝手に思ってます。
特に、歌詞とMVの部分は意外とボカロ楽曲に近いところがあるかもしれません。
皆さん是非聴いてみてくださいね!
それでは!
「ずっと真夜中でいいのに」公式サイトはこちら→https://zutomayo.net/
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