こんにちは!citrusです。
前回の投稿からだいぶ時間が空いてしまい申し訳ないです。
さて、今回紹介するのは「きみも悪い人でよかった」という曲です!
タイトルを見ると少し恐ろしく不気味な印象があるかもしれませんが、実際はめちゃくちゃ暖かくて心優しい曲です!
そしてこの曲も以前紹介したピノキオピーさんが作詞作曲しています。私ピノキオピーさん大好きなんですよね。
前回紹介した「神っぽいな」はこちら↓
【考察】現代の聴者に対する皮肉が効いた曲「神っぽいな」/ ピノキオピー
今回は歌詞の考察とかではなく、「この部分が好き!」といったことを中心に話せていければと思います。
それではどうぞ!
「きみも悪い人でよかった」とは?
この曲は2016年8月26日にピノキオピー公式YouTubeチャンネルに投稿され、現在(2021年12月19日)までに約480万回再生されています。
またニコニコ動画にも同日投稿されており、こちらは約130万回再生されています。
YouTubeはこちら↓
https://youtu.be/PLevj9bdRRA
ニコニコ動画はこちら↓
https://www.nicovideo.jp/watch/sm29520630
とてもゆったりとした曲調で、特にピアノの響きが際立っていますね。近年のボーカロイド曲としては結構珍しめな感じではないでしょうか。
一曲の長さが6分30秒とかなり長めなのも特徴です。
ココが好き!
・日常の小さな幸せを喜ぶ歌詞とそれを完全に引き立てるサウンド!
この曲は本当に歌詞が優しいんですよ。そしてそれを包み込むようなピアノがまたいいんですよ!
さらに優しいだけではなく、ラスサビは叩きつけるようなサウンドで「悪い人」という部分が顔を覗かせます。
しかしこの「悪い人」というのは文字通り悪い人を表しているわけではないんですよ。
この歌詞に注目してください。
真面目な顔をしたって
なんか嘘くさくなってさ
いい人になんかなれず
ただ抱きしめた
まるで 初恋のように
それともう一箇所。
きみもぼくと同じくらい
悪い人でよかった
明日もまた 生きていたい
きみを好きでよかった
この曲は全体的に仲が良い二人の日常を描いているような歌詞ですが、ここはそれを特に象徴するような部分です。ラスサビの最後ですね。
「悪い人」というのに対している「いい人」というのは、ここでは「気の利いたことが言える人」を指しているのだと思います。
なので「ぼくと同じくらい悪い人」というのが罪人などを表しているのではなく、「自分と同じくらい不器用な人」を表していると考えました!
相手に気の利いたことをされるよりも、ただそこにある日常を一緒に過ごすことが楽しいということでしょうか。
他にもこことか。
周りには滑稽に見える 青臭い幸せ
瓦礫の中で 強く抱きしめた
まるで 初恋のように
周りからしたら大したことのないような幸せが、二人にとっては本当に大切な物であることがよく分かる歌詞です。
サビではどんなことが楽しいのかがよくわかります。
夕焼けがきれいで 犬はかわいくて
野暮なニュースに 一緒にムカついて
ダメ映画で笑って バラエティ見て泣いて
はしゃぎまわる 少し寂しい二人がいた
私たちがよく目にしたり体験するようなことばかりですが、その全てで笑ったり泣いたりと感情が動いているのが分かります。
さらにそんな素敵な歌詞を引き立てるピアノがすごいんですよね!
この楽曲、ラスサビまでほとんどピアノしか出てきていないんじゃないかと思うくらいのピアノ率なんですけど、ボカロとここまで相性がいいとは思いませんでした。
正直、ピアノ系(?)ボカロ曲の中では個人的に最高峰だと思うくらいにはすごいです。
寂しさがありつつもどこか暖かいような雰囲気は、まさに歌詞に出てくる二人の空気感がよく表現されていると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ボカロといえばアップテンポで激しいサウンド!というイメージがあるかもしれません。
それでもたまにはこういう系統の曲もいいのではないでしょうか。
ぜひ聴いてみてください!
それでは!
コメント